父の入れ歯の話

今年で75歳になる私の父が、部分入れ歯にし始めたのは今から15年前くらい前の話です。
もともと父は、歯磨きをあまり丁寧にしない人で、なるべくして入れ歯になりました。

そんな私の父は、夜、入浴し、夕食が終わると日課のように入れ歯を外します。

そのため、それ以降の時間は歯のない状態で過ごします。

ご自分の周辺に入れ歯のご家族のいる方は分かると思いますが、歯のない人って、話し方が独特ですよね。

今付けている物は有名で技術力がある歯科技工所で作ったアセタルプレートの入れ歯(装着感が良くてズレにも強いそうです)なのですが、総入れ歯にしたばかりの頃は保険で作った安い入れ歯で話している途中でガポっと外れることもしばしば。

家族は笑って済ませるのですが、家族意外の人、例えば電話や来客の際にそんなことがあったら結構な確率でビックリされ、父もすごく落ち込みます。

そういえば、夜中の入れ歯の怖さをご存知でしょうか。

うちの父は入れ歯の置き場を決めておらず、いろんな場所に置いています。

その入れ歯が、夜中、思いもよらない場所で見つかった時の恐怖は、半端ないのです。シャレになりません。今まで私は何度、夜中に叫んだでしょう。

しかし、そんな父を見て、私は歯磨きを念入りにするようになりました。いわゆる反面教師です。

なるべく入れ歯のお世話になる年齢は引き上げようと歯のアンチエイジングも始めた40代の私です。

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